所長ブログ

2011年12月22日 木曜日

オリンパス・大王製紙に見る雑感

 暮も早、押し迫り2011年が終わろうとしています。3月の東北大震災に始まり世界中で吹き荒れた異常気象は未だ止むところを知りません。そして日本企業にとって最も逆風となった株安・円安のダブルパンチそして欧州経済の失速により日本経済は混乱を極めています。

しかし溶けない氷はありませんし(冷凍庫から出してください)、消費をせずに生きてはいけません。こういうときこそ人と人のコミュニティを大切にしていかなくてはなりませんね。人と人との和という意味ではこれを語らずにはいられません。

表題の如く、下半期の話題を東京電力から奪った感のあるこの2社。本来会社が長年築きあげてきた信頼と財務基盤を一瞬にして失する離れ業を成し遂げました。

一般に企業統治のことは世間でガバナンスといってもてはやされておりますが、実はどんなに緻密に運営方法を策定したとしても権力を持つトップに抗える方法などありません。

降格・左遷・解雇等目障りな人間を消す方法はいくらでもありますし、トップがイエスマンを育て周りに侍らすかぎりは、その枠外の人間に対抗手段はないでしょう。外部監査役・監査法人も然りでしょう。

ここは実は企業のトップ自身が善悪の判断を付けなくてはどうしようもないのです。下に仕える社員は全くここに介在できないため何も知らないまま働くことになります。

したがってこうした状況を鑑みて判断しますと、当然の如くどちらも上場会社としての佇まいを持っていないと判断できます。このような会社が上場している状況すなわちトップが倫理的に見て間違った行為を平然と許す方々が側にいるのですから、今後も同様のことが起きることは想像に難くありません。

真面目に働かれている従業員の方には申し訳ありませんが、財務上・会計上の影響額から見ても文句なく上場廃止といえるでしょう。(上場しておらずとも良い会社はいくらでもあります。上場がすべてではありません、決して)


しかしながら、東証が明確な基準を設けていないのを良いことに上場維持を目指す方も数多くいらっしゃる。もし、維持するのであればこれから上場廃止に値する事象は金輪際起きないのかもしれません。すなわちこれは全く意味を持たない廃止基準であると言わざるを得ないのかもしれません。

大人の事情というのはかくも酷い判断を許容することなのでしょう。

この部分はどうしても譲れない良心がありますので年末の雑感として書かせていただきました。

しかししかし来年こそ、日本人が一丸となり一人一人が自覚をもち国力をアップしていくためにがんばってまいりましょう。



投稿者 小橋川会計事務所(新宿区四ッ谷の会計士・税理士)

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