2008年09月24日
 前回は制度会計・管理会計といった作成者側の意図による分類体系について説明しました。今回は、制度会計の根幹となる貸借対照表・損益計算書について説明をします。
 

 ではまずこれらは一体何を表すものなのでしょうか?
 一言で言うと、貸借対照表はその人(会社)の財産明細であり、損益計算書は成績表です。財産を金額で示したものは、例えば銀行の預金通帳や株式の明細表、土地や建物の権利証等があります。また、成績表は学生時代、ご両親に渡された方、机の引出しにしまわれた方、帰りに破って捨てられた方・・・(それはいけませんね)、様々であると思います。
 財産明細なんていらないよ〜、大人になってまで通知表なんていやだな〜、と思われる方もいらっしゃると思いますが、事業を行う場合はこれらはどちらも作成しなければなりません。それは、学費を出してくれるご両親(事業の場合は、資本金という形で事業資金を出資してくれている投資家であり、事業資金を貸してくれている銀行)に報告をしなければならないからです。
 ウチは銀行からお金を借りてない!とおっしゃる方でもやはり必要でしょう。それは日本にお住まいである以上、国や地方自治体に税金を納めなければならないからです。また、成績表である損益計算書は今の事業の儲けを計算する際や今後の事業拡大を図る上でなくてはならないものです。
 
 次回からはこれら財務諸表の内容について、もうちょっと詳しく見ていきます。
  (執筆:小橋川)

 ちょっとずつ難しくなりますが、今回は制度会計と管理会計について説明します。

 まず、サッカーという競技ではサッカーチーム(会社)の選手が一定のルール(会社法・金商法・税法等)に従わなければ成り立ちません。すなわちどうすれば得点(売上・利益)に結びつくのか、あるいはラフプレーや手を使うなど(脱税・誤った会計処理等)どんなことが禁止されているか分かってないと試合(会計帳簿・財務諸表)が滅茶苦茶になってしまいますよね。観客(投資家・株主等)もプレイヤーがある一定のルールに則って一生懸命プレーするから面白いのです。選手も観客も共に安全に楽しめる環境にするものが制度会計です。

 サッカーチームもただルールを遵守(コンプライアンス)するだけでは、強くなりません。チームを強くするためには、選手の補強(人材の確保)や強化(人材育成)をします。それに加えて選手の練習環境はきちんと整備されている(設備投資)か。これらの選択肢の中でチームを強くするためにはどこにどれだけの資金をつぎ込むべき(投資すべき)なのか、その使い方を考えていくのが管理会計です。           (執筆:片柳)