前回は制度会計・管理会計といった作成者側の意図による分類体系について説明しました。今回は、制度会計の根幹となる貸借対照表・損益計算書について説明をします。
ではまずこれらは一体何を表すものなのでしょうか? 一言で言うと、貸借対照表はその人(会社)の財産明細であり、損益計算書は成績表です。財産を金額で示したものは、例えば銀行の預金通帳や株式の明細表、土地や建物の権利証等があります。また、成績表は学生時代、ご両親に渡された方、机の引出しにしまわれた方、帰りに破って捨てられた方・・・(それはいけませんね)、様々であると思います。 財産明細なんていらないよ〜、大人になってまで通知表なんていやだな〜、と思われる方もいらっしゃると思いますが、事業を行う場合はこれらはどちらも作成しなければなりません。それは、学費を出してくれるご両親(事業の場合は、資本金という形で事業資金を出資してくれている投資家であり、事業資金を貸してくれている銀行)に報告をしなければならないからです。 ウチは銀行からお金を借りてない!とおっしゃる方でもやはり必要でしょう。それは日本にお住まいである以上、国や地方自治体に税金を納めなければならないからです。また、成績表である損益計算書は今の事業の儲けを計算する際や今後の事業拡大を図る上でなくてはならないものです。 次回からはこれら財務諸表の内容について、もうちょっと詳しく見ていきます。 (執筆:小橋川) |